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■カラーコンタクトで目に不調、昨年3カ月間で約400人 専門学会が受診を呼び掛け [健康ダイジェスト]

 瞳を大きく見せたり色を変えたりするカラーコンタクトレンズを着けていて目の不調を訴えた患者のうち80パーセントは眼科を受診せずにレンズを購入し、定期的な検査も受けていないことがわかり、専門の学会は医師の指導を受けて使ってほしいと呼び掛けています。
 この調査は、日本コンタクトレンズ学会が全国の眼科診療所などを対象に行い、97施設から回答がありました。
 その結果、カラーコンタクトレンズ、通称カラコンを着けていて目の不調を訴えた患者は、昨年7~9月の3カ月間で大阪府や愛知県、東京都など大都市を中心に395人いました。女性が98パーセントと大部分で、特に若い女性に多くいました。
 症状は、角膜の表面に傷が付いて見えにくくなった人が37パーセントと最も多く、続いて結膜炎が22パーセント、充血が18パーセントなどとなっていました。およそ3パーセントの患者は、角膜潰瘍などの重い症状の後遺症で視力が低下する恐れがあると診断されていました。
 酸素を透過しにくい素材でできたレンズの使用や、レンズから漏れた色素などによって、目の不調が起きたとみられます。
 また、眼科を受診せずに通信販売やディスカウント店などでレンズを購入したとする患者と、定期的な検査を受けていないとする患者は、いずれも全体の80パーセントに上っていました。さらに、全体の30パーセントが1カ月を超えて使っていました。
 コンタクトレンズは、色付きのものも含め厚生労働省の許可があれば販売できることになっていますが、日本コンタクトレンズ学会は目の健康を守るため医師の指導を受けて使ってほしいと呼び掛けています。
 日本コンタクトレンズ学会の渡辺潔理事は、「カラーレンズの中には質が悪いものがあるほか、レンズを入れると目が充血しやすい人もいる。購入には医師の処方箋の提出を義務付けるなど対策が必要だ」と話しています。

 2013年3月7日(木)




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