SSブログ

■鳥インフル、H7N9型の検査キットが完成 日本全国で検査可能に [健康ダイジェスト]

 中国で流行しているH7N9型の鳥インフルエンザウイルスを検出する検査キットが完成し、厚生労働省は週明けにも、全国の地方衛生研究所と空港や港などの検疫所計90カ所に配備することになりました。今回の鳥インフルエンザに対する検査態勢が各地で整うことになります。
 同省によると、中国から10日に届いたウイルス株を用いて、国立感染症研究所が開発した検査キットの精度を確かめる作業を進めていました。 
 検査の対象となるのは、中国から帰国した後、38度以上の発熱などの症状があり、簡易検査で陽性と判定された患者で、鼻やのどから粘膜を採取し、この検査キットで感染の有無を調べます。結果は6時間程度で出ることになります。
 感染の疑いのある患者が出た場合は、国立感染症研究所で改めてウイルスの遺伝子配列を分析して結果を確定するということです。
 また、ウイルス株を使って、既存の4つの抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ)の効果を調べる実験では、いずれもH7N9型ウイルスの増殖を抑えることができたといいます。同省は、感染者が出た場合、既存の治療薬が効く可能性があるとしています。
 一方、中国の河南省政府は14日、省内の34歳と65歳の男性2人がH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染していることがわかったと発表しました。内陸部の河南省での確認は初めて。
 上海市では、これまで感染が確認されていた患者のうち2人が死亡。感染者数は同市と浙江、江蘇の両省でも増え、中国全体で死者13人を含む計60人になりました。
 中国の感染者は3月31日に初めて確認されて以来、上海市と浙江、江蘇、安徽省の中国東部に限られてていました。だが、4月13日には北京でも1人確認され、河南省も加わったことで、感染地域の広がりが明らかになりました。

 2013年4月14日(日)




nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0