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■勤務医の約半数、健康に不安感じると回答 全国医師ユニオンが調査 [健康ダイジェスト]

 厳しい労働環境により「健康に不安を感じる」と答えた勤務医が46・6パーセントに上ることが20日までに、労働組合「全国医師ユニオン」(東京都)などが実施したアンケート調査でわかりました。
 医療過誤が起きる原因として「過剰業務による疲労」を挙げた勤務医も55パーセントに上り、医療現場の過酷な労働実態が浮き彫りとなりました。
 調査によると、当直を行う勤務医の79・4パーセントは当直明けの翌日も1日勤務し、32時間以上連続で働いていました。勤務医の82・3パーセントが「自分の病院が医師不足だ」、61・7パーセントが「最近やめたいと思うことがあった」と回答しました。
 女性医師の環境はさらに厳しく、結婚や出産を機に離職や非常勤を選択するケースが多いことも判明。非常勤医師の36・2パーセントは女性が占め、常勤医師に占める女性の割合の18・4パーセントの約2倍となりました。
 また、26・6パーセントが「妊娠時に夜勤や当直を免除するなどの支援がなかった」と回答しました。
 昨年6~9月、日本医療労働組合連合会や関係学会を通じて勤務医にアンケートを呼び掛け、2108人(男性医師1661人、女性医師447人)から回答を得ました。 
 全国医師ユニオンの担当者は、「過酷な長時間労働が常態化している。医師不足を解消し、勤務状態を改善する必要がある」としています。
 全国医師ユニオンは、医師の過労死・過労自死が相次ぎ、医療崩壊が深刻化する中で、2009年に発足しました。医師の労働条件の改善とともに、日本の医療再生を目指しています。

 2013年7月21日(日)




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