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■糖尿病、予備群含め2050万人 成人の5人に1人 [健康ダイジェスト]

 生活習慣病の一つ、糖尿病の患者とその可能性がある予備群の人は、昨年の推計で合わせておよそ2050万人と、成人の5人に1人に上ることが、厚生労働省の調査でわかりました。
 厚労省は5年に1度、血液検査の値などから、糖尿病の患者とその可能性がある予備群の人の数を推計しており、昨年の結果がまとまりました。
 それによりますと、糖尿病の患者はおよそ950万人で、前回の2007年の調査より60万人増えました。また、糖尿病の可能性がある予備群の人はおよそ1100万人で、前回より220万人減りました。
 患者と予備軍を合わせた人数はおよそ2050万人は、前回の調査よりおよそ160万人少なくなり、1997年に統計を取り始めてから、初めて減少に転じました。
 また、糖尿病の患者のうち、治療を受けていると回答した人は65・2パーセントで、前回より9・5ポイント改善しています。ほとんど治療を受けていないと回答した人は29・0パーセントで、前回より10・2ポイント減少しています。
 調査では、糖尿病の予防にかかわる運動習慣もアンケート。「30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している人」の割合は、男性36・1パーセント、女性28・2パーセント。年代別で運動不足が目立ったのは男性が30~40歳代、女性が20~40歳代でした。
 糖尿病に詳しい国立国際医療研究センターの野田光彦研究部長は、「予備群の人が減ったのは、メタボリック・シンドロームという言葉が定着し、国民の健康意識が大きく変わったことが要因だと思う。しかし、高齢化が進むと患者は増えるので、今後も減らしていくには、運動しやすい環境を整えたり、カロリーなどの栄養表示をさらに広げたりしていく必要がある」と話しています。

 2013年12月20日(金)

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