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■「おなかがスッキリ健康茶」にご注意を 15銘柄から下剤と同じ成分 [健康ダイジェスト]

 国民生活センターは23日、便秘やダイエットに効くとされる健康茶の中に、医薬品の下剤並みの作用がある成分が含まれているとして、飲みすぎへの注意を呼び掛けました。
 「おなかがスッキリする」などのキャッチコピーで販売されているという健康茶を飲んでみたら、効果がありすぎて下痢や腹痛を起こしたとの事例は、2008年4月から昨年末までに、全国の消費生活センターに21件ありました。
 国民生活センターによると、これらの健康茶には、原材料に「キャンドルブッシュ」という南米原産のマメ科の植物が使われています。キャンドルブッシュは葉や茎、花などに下剤成分「センノシド」が含まれていますが、薬事法上の医薬品ではなく、食品に使うことが可能。
 同センターによると、最近は健康食品としてキャンドルブッシュ入りのティーバッグなどが、大手ドラッグストアやインターネットで販売されているといいます。
 同センターがキャンドルブッシュ入りのティーバッグ15銘柄について、商品の説明通りに茶を抽出して成分を調べた結果、カップ1杯(150〜250ミリリットル)で2〜10ミリグラムのセンノシドを検出。
 医薬品の下剤の最低服用量1回分に含まれるセンノシドの量も調べたところ12ミリグラムあり、ティーバッグの銘柄によっては、下剤に匹敵する量のセンノシドが含まれていることが判明しました。
 また、調査した15銘柄中13銘柄では一日の摂取量の目安も表示されておらず、多量に摂取すると下痢になる可能性に言及するものは1銘柄もありませんでした。
 同センターでは、「人によっては激しい下痢を起こす。キャンドルブッシュの有無を表示で確認してほしい」として、消費者に対して購入の際の注意を促すとともに、事業者に対してもこれらの注意表示を記載するよう要望を出しています。
 なお、インターネットで販売されているキャンドルブッシュ配合の健康茶については、薬事法に抵触するような表現もあり、その場合は事業者に指導を行うよう、行政に対しても要望を出しています。
 健康茶の包装などの原材料の表示には、別名の「ゴールデンキャンドル」「ハネセンナ」、学名の「カッシア・アラタ」と記載されていることもあり、注意が必要だといいます。

 2014年1月26日(日)

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