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■高齢者、座る時間が長すぎると健康リスクに 米大学の研究 [健康ダイジェスト]

 座って過ごす時間が長いことは、普段どれほどの運動をしているかにかかわらず、60歳以上の人にとりわけ危険である可能性があるとの研究が、19日の米学会誌「身体活動・健康ジャーナル」に掲載されました。
 米ノースウエスタン大学の研究によると、高齢者では毎日の座っている時間が1時間増えるごとに、「体が不自由になる」危険性が倍増しました。例えば、65歳の女性が2人いるとして、1人は1日12時間座っていて、もう1人は1日13時間座っているとすると、体が不自由になる危険性は後者のほうが50パーセント高くなりました。
 なお、体が不自由になることとは、食事や衣服の着用、入浴、ベッドからの出入り、部屋を横断するなどの基本的な活動が制限されることと定義されています。
 研究は、米全国健康・栄養調査に参加した60歳以上の2286人から集められたデータに基づいたもの。
 座り始めてすぐに、足の筋肉からの信号がピタッと止まり、足はカロリーを消費しなくなります。さらに、座って2時間で善玉コレステロールが2割減り、座る時間が長くなるとインスリンの効果にも影響を及ぼしていきます。座って足の筋肉を動かさないと、さまざまなホルモンの分泌に悪影響を及ぼし、コレステロール、中性脂肪、さらには心臓にまで悪い結果をもたらすといいます。
 研究チームを率いたノースウエスタン大のドロシー・ダンロップ氏は、「高齢者は、どれほどの運動をしているかにかかわらず、テレビの前であれコンピューターの前であれ、座っている時間を減らす必要がある」と述べています。

 2014年2月22日(土)

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