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■中国・広東省でデング熱の流行拡大止まらず 広州市だけで患者が2万人突破 [健康ダイジェスト]

 中国の広東省では依然として、デング熱の流行が拡大し、感染者(発症者)の増加が続いています。感染者が最も多い省都の広州市では、2014年の累計感染者数が2万人を超えました。
 広東省政府・衛生と計画出産委員会によると、全省で新たにデング熱感染が確認された人は10月1日に1189人、2日は1349人、3日は1215人、4日は1279人、5日は1431人、6日には1661人と増加し続け、7日は新たに1403人の感染が確認されて、全省における累計感染者は2万4489人。
 省都の広州市では7日、新たに1218人の感染が確認され、累計感染者数が12万788人に達しました。同市では、これまでにデング熱患者5人が死亡しました。仏山市でも1人が死亡しています。
 7日に確認された感染者が10人を超えたのは仏山市の91人(累計2176人)、中山市の18人(累計352人)、珠海市の11人(累計188人)、肇慶市の16人(累計107人)、湛江市の13人(累計77人)。深セン市では7日の感染確認が8人で、累計では108人になりました。
 デング熱の流行拡大の大きな原因が、建物外でのごみの放置とされています。広州市政府は5日までに、「愛国衛生運動」として、市内の徹底的な清掃と蚊の駆除を開始。市民や各職場に対して、「ごみや放置されている不要物を処理する」、「不要な穴は埋める」、「側溝などを掃除して水が流れるようにする」ことなどを求め、市民に「蚊の駆除をしっかりしよう。自分個人の身を守ろう」と呼び掛けました。
 中国大陸部で、広東省以外ではデング熱の大規模な流行は伝えられていません。
 台湾では、デング熱の大規模な流行が発生しており、7日までに全土における感染者が4000人を突破しました。
 流行の中心地である高雄市では、7日時点の感染確認者が1963人と発表され、2014年通年の感染者数は5000人以上になる恐れがあるといいます。高雄市では、軍の化学部隊も蚊の駆除のための殺虫剤噴霧作業に加わりました。

 2014年10月8日(水)

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