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■エボラ出血熱疑い、羽田到着の男性を検査 西アフリカのリベリアに滞在 [健康ダイジェスト]

 エボラ出血熱が流行している西アフリカのリベリアに滞在した後、27日夕方、東京都の羽田空港に到着した男性が発熱の症状を訴えました。厚生労働省は、男性を新宿区の国立国際医療研究センターに搬送するとともに、念のためにエボラウイルスを含めて、何らかの病気に感染していないか詳しい検査を行っています。
 厚労省によりますと、男性が滞在先のリベリアでエボラ出血熱の患者などと接触したことは確認されていないといいます。
 厚労省などによりますと、27日午後4時ごろ、羽田空港に到着した男性が発熱の症状を訴えたということです。
 警視庁などによりますと、男性は45歳のジャーナリストで、西アフリカのリベリアに8月から今月18日まで2カ月間滞在した後、ベルギーやイギリスを経由して27日、羽田空港に到着したということです。
 政府関係者によると、男性はロンドン発の全日空機に搭乗していました。全日空によると、乗客190人、乗員16人が搭乗していました。
 男性は体の不調は訴えていませんが、到着時に検疫所で熱を測ったところ、37度8分の熱があったということです。このため、厚労省は、男性を新宿区の国立国際医療研究センターに搬送するとともに、念のために採取した血液などを国立感染症研究所に送り、エボラウイルスを含めて何らかの病気に感染していないか詳しい検査を行っています。
 検査の結果は、28日未明には判明する見通し。
 厚労省は、エボラウイルスが国内に持ち込まれるのを防ぐため、今月24日からすべての入国者を対象に検疫所などでエボラ出血熱の発生国のリベリアなど4カ国に最長の潜伏期間に当たる3週間以内に滞在していないか確認し、感染が疑われる場合は、指定医療機関に搬送しています。
 西アフリカでエボラ出血熱の流行が拡大して以来、日本でエボラ熱が疑われる例が明らかになり、政府が緊急対応したのは初めて。
 会見した塩崎恭久・厚生労働相は、「エボラは接触感染で移る。新型インフルエンザなどと違うということで、冷静に受け止めてもらいたい。万が一を考え、国際医療研究センターに搬送し、検査している」と話しました。

 2014年10月28日(火)

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