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■9月発売の抗がん剤、投与後に5人死亡 製薬会社「慎重投与」を呼び掛け [健康ダイジェスト]

 今年9月に販売が始まった抗がん剤を投与された患者のうち5人がこの3カ月の間に死亡していたことがわかり、抗がん剤を販売する製薬会社は、薬の投与との因果関係が否定できないとして、医療機関に対して慎重に投与するよう注意を呼び掛けています。
 東京都新宿区に本社がある製薬会社サノフィによりますと、今年9月に、男性ホルモンであるアンドロゲンにより増殖する前立腺がんの抗がん剤「ジェブタナ」(一般名:カバジタキセル)の販売を始め、9月4日から12月3日までの3カ月間に、およそ200人の患者に点滴で投与されましたが、およそ20パーセントに当たる40人に「好中球」と呼ばれる白血球の一種が減少する症状が確認されたということです。
 このうち60歳代の3人、70歳代の2人の患者計5人は、感染症などが原因で死亡し、いずれも薬の投与との因果関係が否定できないということです。
 薬の添付文書には、「海外では好中球が減少して患者が死亡するケースが報告されている」として、感染症の症状がある患者には投与しないよう記載されています。
 今回の事態を受け、サノフィは改めて医療機関に対し、薬を慎重に投与するよう注意を呼び掛けています。
 サノフィは、「薬を投与した患者に対しては血液検査を頻繁に行って白血球の状態を確認し、発熱などの症状が出て何らかの感染症が疑われる場合には速やかに治療を行ってほしい」と話しています。

 2014年12月10日(水)

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