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■インフルエンザの流行拡大、全国各地で警報発令が相次ぐ 岩手県、東京都、沖縄県など [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの流行拡大に伴い、流行警報を発令する自治体が全国で相次いでいます。
 6日から7日にかけて岩手県と宮城県、千葉県、愛知県、沖縄県の5県が流行警報を発令したほか、関東地方では東京都と神奈川県、埼玉県も昨年12月22日から28日までの週の患者報告について「定点当たりの報告数は増加し、流行警報基準を超えた」とし、7日に流行警報を出しました。
 患者が増加傾向の自治体では、38度以上の発熱などの症状がみられた場合は、早めに医療機関を受診することを勧めています。
 東京都の12月22日から28日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比58パーセント増の32・9人を記録し、警報基準値(30・0人)を上回りました。
 調査を始めた1999年以降、新型インフルエンザが流行した2009年を除いて最も早い警報の発令で、都は、手洗いや室内の換気など予防対策の徹底を呼び掛けています。
 保健所管内別では、町田市が52・85人で最多となりました。八王子市(45・29人)や荒川区(44・14人)、江戸川(44・06人)、多摩小平(41・26人)、葛飾区(40・85人)などでも多くなりました。
 東京都で流行しているのは「A香港型」で、医療機関に入院した患者は12月28日までで142人と、一昨年の同じ時期の6倍以上に上り、このうち60歳以上が52・1パーセント、9歳以下が24・7パーセントを占め、高齢者や子どもが重症化するケースが目立っています。
 東京都と隣接する千葉県でも感染が拡大。この週の患者報告数は、前週比63パーセント増の33・24人となり、警報基準値を超えました。同県は、「過去4シーズンと比較し、早期に増加しており、今後の流行状況に注意が必要」としています。
 盛岡市で56・36人を記録するなど県全体で警報基準値を上回った岩手県も、「本格的な流行状態となった」とし、せきやくしゃみが出る場合は感染が広がらないようマスクを着用することを求めています。
 前週に比べて患者が倍増した愛知県では、知多(42・43人)と衣浦東部(37・31人)、豊田市(37・11人)の保健所管内で警報基準値を上回りました。
 仙台市青葉など5保健所管内で警報基準値を超過した宮城県も、「今後、さらに県内各地域に流行が拡大していく可能性がある」として警戒を強めています。

 2015年1月7日(水)

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