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■子宮頸がんワクチン接種と症状の因果関係を調査へ 厚生労働省 [健康ダイジェスト]

 子宮頸がんワクチンを接種した後、原因不明の体の痛みなどを訴える患者が相次いだ問題で、厚生労働省は全国の医療機関を通じて同様の症状が出ている患者の調査を行い、ワクチンの接種と症状の因果関係を調べることになりました。
 子宮頸がんワクチンを巡っては、女子中学生や高校生を中心に接種の後に原因不明の体の痛みなどを訴える患者が相次いだため、厚生労働省は一昨年6月、積極的な接種の呼び掛けを中止しています。
 27日に開かれた厚労省の専門家会議では、接種と症状の因果関係を調べるため、小児科や神経内科などがあるベッド数200以上の全国の医療機関などを対象に、大規模な調査を行うことを決めました。
 この調査は、今年7月以降の半年間に体の痛みや歩行が難しいなどの運動障害、それに記憶力の低下といった症状が3カ月以上続いている12歳から18歳までの患者を対象に行われ、ワクチンを接種した場合と接種していない場合で、症状の発生率に違いが出るのか確認するとしています。
 以前から、ワクチンを接種した後に報告されている症状は、ワクチンとは無関係な思春期特有のものではないかとの指摘があり、ワクチンの接種をしていなくても体の痛みなどの症状がある患者がどのくらいいるかも把握します。
 厚労省は、調査の結果を踏まえて、子宮頸がんワクチンの接種について積極的な呼び掛けを再開するかどうか判断することにしています。

 2015年11月29日(日)




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