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■はしか感染、関西空港従業員以外にも拡大 大阪府内の患者35人に [健康ダイジェスト]

 8月以降、関西空港で働く従業員にはしか(麻疹)の感染が相次ぐ中、新たに医療関係者と空港の対岸にある商業施設を訪れた男性1人の感染も確認されました。一連の感染の拡大で、空港の従業員以外の感染が確認されたのは初めてでです。
 大阪府は、緊急の会議を開いて対策を検討することにしています。
 関西空港では、8月17日以降、従業員31人がはしかと診断されており、大阪府は4日、新たに4人の感染が確認されたと発表しました。
 新たに感染が確認されたのは、関西空港で働く20歳代の女性従業員1人と、医療関係者2人、それに大阪府内に住む30歳代の男性1人です。
 このうち医療関係者は、40歳代の男性医師と40歳代の男性救急隊員で、はしかの感染が確認された従業員の診察や搬送をしたことがあります。30歳代の男性は8月27日に発症し、翌28日に空港の対岸にある大阪府泉佐野市のショッピングセンター「りんくうプレミアム・アウトレット」と周辺施設を訪れたということです。
 大阪府によりますと、8月以降、府内ではしかと診断された人はこれで35人となります。
 一連の感染の拡大で、関西空港の従業員以外の感染が確認されたのは今回が初めてで、大阪府は詳しい感染ルートを調べるとともに、7日に大阪市や堺市、それに和歌山県の担当者などを集めた緊急の会議を開き、対策を検討することにしています。
 はしかは、高熱などが続き全身に赤い発疹が出るのが特徴で、重症化すると最悪の場合、死亡することもあります。また、空気感染で広がるため感染力が、非常に強いのも特徴です。
 感染症対策に詳しい大阪府済生会中津病院の安井良則部長は、「はしかは、最も感染力が強い感染症といわれている。最近は、はしかウイルスが海外から持ち込まれるケースがほとんどで、国際空港は、感染の危険性が高い場所だ。1日何万人もの人が利用する空港で、はしかが出ると、多くの人に感染が広がる恐れがあり、空港で働く人は、ワクチンの接種を確認するなどの対策が必要だ」と話しています。

 2016年9月5日(月)

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