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■ジカ熱、症状なくても半年は避妊具使用を WHOが感染防止の勧告を強化 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は6日、ジカ熱(ジカウイルス感染症)が流行する地域に渡航した人は、少なくとも半年は性行為の際には避妊具を使うよう勧告しました。症状が出ていなくても、予防措置として必要だといいます。
 8月には、ジカ熱を発症してから半年後のイタリア人男性の精子から、ジカ熱のウイルスが発見されています。
 WHOは6月の勧告では、ジカ熱の感染地域から帰国した未発症の男性のみに、予防措置として2カ月間、性行為の際には避妊具を使うか、性行為を控えるよう呼び掛けていました。しかし、症状が出ていない男性や女性からそれぞれ性パートナーに感染した証拠が発見されたとして、勧告内容を見直して厳格化しました。
 ジカ熱は、ウイルスを媒介する蚊に刺されることが主な感染経路で、体液を通じても感染が広がります。
 ジカ熱に感染した多くの人は発症しないか、発症しても軽い発熱や湿疹、筋肉痛、関節痛などの症状で治まります。一方で、妊娠中の女性が感染すると、胎児が小頭症になる恐れがあります。
 ブラジルでは集団感染が発生したため、リオデジャネイロ・夏季オリンピック開催について懸念もありましたが、オリンピックの参加選手と観客の感染報告は今のところありません。
 WHOによると、11カ国で性感染の症例が報告されています。また、60カ国・地域が蚊に刺された感染者について報告しています。
 「多くの証拠が示しているのは、ジカウイルスが性行為によって感染可能であること、そしてその頻度がこれまで考えられていたより高いということだ」と、WHOは発表した感染防止の勧告で指摘しています。

 2016年9月7日(水)

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