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■スギ花粉症薬、錠剤で国内販売の承認を取得 鳥居薬品、5歳から服用可能に [健康ダイジェスト]

 鳥居薬品(東京都中央区)は27日、スギ花粉症向けのアレルゲン免疫療法薬「シダキュア スギ花粉舌下錠」の国内製造販売の承認を取得したと発表しました。
 シダキュアは、舌下から吸収して服用する錠剤で、アレルギー疾患の原因になるアレルゲンを低濃度で取り込み、花粉に対する過敏性を減少させる薬。対象患者の制限がなくなり、5歳以上の小児から服用できます。
 服用方法は1日1回1錠、舌下に1分間錠剤を保持した後に飲み込みます。3~5年にわたって服用を続ける必要があります。 
 液剤の従来薬に比べて剤形を工夫して保管しやすくし、利便性を高めました。従来の液剤型の薬は冷蔵保存する必要がありましたが、錠剤にすることで室温保管できるようになり、持ち運びやすくしました。
 鳥居薬品は2014年10月から、国内で初めて成人や小児に対し使用可能となった舌下錠として「シダトレン スギ花粉舌下液」を販売していますが、対象年齢を12歳以上に限っていました。シダキュアは、より幅広い年齢に適応でき、より有効性が高い製剤といいます。販売時期は、決まり次第発表するといいます。
 スギ花粉症は、スギ花粉によって生じるアレルギー疾患の総称で、体の免疫機構が花粉に過剰に反応し、くしゃみ、鼻汁、鼻詰まり、目のかゆみ、涙目などの症状が現れます。全国調査によると、国民のおよそ 25%が花粉症に罹患していると考えられており、そのうち約70%はスギ花粉症であると推察されています。また、スギ花粉症は若年から中年層に幅広く認められますが、近年では発症年齢が低年齢化していると指摘されています。

 2017年9月29日(金)

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