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■iPS細胞の作製効率を数倍高める遺伝子発見 京大iPS細胞研究所 [健康ダイジェスト]

 京都大学iPS細胞研究所は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製効率を2〜10倍に高める遺伝子を発見しました。高品質なiPS細胞を短期間に作製する技術につながり、遺伝子の働きを制御することで、がんの予防や治療につながる可能性もあります。
 この成果は、イギリスの科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表しました。
 研究チームは、マウスの神経や肝臓の細胞に4つの遺伝子を導入しiPS細胞を作製。同時に、数万種類の遺伝子の働きを抑える試薬を加え、作製効率が高まる条件を探った結果、iPS細胞の骨組みの材料を作る遺伝子「Actb」の働きを抑えると、作製効率が数倍に高まりました。
 詳細に調べると、Actbは筋肉にかかわる遺伝子「Srf」の働きを抑えていました。この遺伝子の働きを高めると、iPS細胞の作製効率が高まりました。マウスの培養細胞に4つの遺伝子を導入すると、一部はiPS細胞に変化します。

 2018年4月18日(水)

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