■「オプジーボ」を肺がん1次治療薬として年度内に申請へ 小野薬品工業 [健康ダイジェスト]
小野薬品工業は10月31日、がん免疫薬「オプジーボ」を肺がん治療に最初に使う薬として、2019年度内に申請すると明らかにしました。従来は、ほかの薬で効果がない場合などに使っていました。
肺がん分野の免疫薬では、アメリカのメルクと中外製薬がそれぞれ同様の承認を取得済みで、小野薬品は後れをとっていた領域で挽回を図ります。
相良暁(ぎょう)社長は、「来年の下期には承認される見込み」と話しています。
同日発表した2019年4~9月期の連結純利益(国際会計基準)は、前年同期比13・8%増の328億円となり過去最高でした。
オプジーボの売上高は、3・1%増の468億円。昨年11月の薬価引き下げや、競合するキイトルーダなどの影響で伸びは鈍化しましたが、利用する患者数は約20%増えたとみています。
一方、オプジーボの特許料の配分などを巡り、本庶佑(ほんじょたすく)・京都大学特別教授と交渉を続けていることについて、相良社長は「進展はない。詳細はコメントを差し控える」としました。
オプジーボの共同発明者にアメリカの研究所の博士ら2人も加えるよう決定したアメリカの連邦地裁の判決については、相良社長は「詳細に計算しているわけではないが、(特許料を配分しても)経営に大きな影響はないとみている」と話しました。
特許を保有している小野薬品と本庶氏、さらにアメリカでオプジーボを販売するブリストル・マイヤーズスクイブの3者で、控訴したことも明らかにしました。
2019年11月2日(土)
肺がん分野の免疫薬では、アメリカのメルクと中外製薬がそれぞれ同様の承認を取得済みで、小野薬品は後れをとっていた領域で挽回を図ります。
相良暁(ぎょう)社長は、「来年の下期には承認される見込み」と話しています。
同日発表した2019年4~9月期の連結純利益(国際会計基準)は、前年同期比13・8%増の328億円となり過去最高でした。
オプジーボの売上高は、3・1%増の468億円。昨年11月の薬価引き下げや、競合するキイトルーダなどの影響で伸びは鈍化しましたが、利用する患者数は約20%増えたとみています。
一方、オプジーボの特許料の配分などを巡り、本庶佑(ほんじょたすく)・京都大学特別教授と交渉を続けていることについて、相良社長は「進展はない。詳細はコメントを差し控える」としました。
オプジーボの共同発明者にアメリカの研究所の博士ら2人も加えるよう決定したアメリカの連邦地裁の判決については、相良社長は「詳細に計算しているわけではないが、(特許料を配分しても)経営に大きな影響はないとみている」と話しました。
特許を保有している小野薬品と本庶氏、さらにアメリカでオプジーボを販売するブリストル・マイヤーズスクイブの3者で、控訴したことも明らかにしました。
2019年11月2日(土)
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