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■新型コロナウイルス、イタリアの死者6077人 ドイツは感染者2万人超で死者86人 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスで死亡した人が世界で最も多いイタリアでは23日、死亡者が新たに600人以上増えて6077人となり、6000人を超えました。感染者も6万3927人に上っています。
 感染の拡大と犠牲者の増加に歯止めがかからない中、イタリア政府は23日から全土への外出規制を一層厳しくしています。
 これまでは工場などへの通勤のために外出することは認められていましたが、イタリア政府は暮らしに必要不可欠な食料品や薬、医療品などを除くすべての生産活動の停止を命じ、対象となる工場には3日以内に一時閉鎖を行うよう求めました。
 また、ほとんどの商店やレストラン、バーなどの営業を禁止にした措置について、3月25日までとしていた期限を4月3日までに延長しました。
 さらに、住んでいる自治体から別の自治体へ移動することも原則禁止するとしています。
今後も活動を続けられるのは生活必需品を取り扱うスーパーマーケットや食料品店、薬局、郵便、金融機関、公共交通機関などに限っており、そのほかの仕事は在宅勤務以外は認めないとし、国民に対してできるだけ自宅にとどまるよう呼び掛けています。
 一方、ドイツでは新型コロナウイルスの感染者が2万人を超えた一方で、死者は86人と、6000人以上が亡くなっているイタリアなどに比べて大幅に少なく、地元メディアなどは、大規模な検査によって感染者への対応が早めにできていることなどが要因ではないかと指摘しています。
 ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所は23日、国内の感染者が合わせて2万2672人と、2万人を超えたことを明らかにしました。一方で、亡くなった人は86人と、イタリアの6077人、スペインの2182人、フランスの674人と比べて、際立って死者数が少なくなっています。
 明確な理由はわかっていませんが、ドイツでは新型コロナウイルスの感染を調べる検査が週に16万件と大規模に行われていることから、地元メディアなどは、感染者を早めに確認して、対応できているためではないかと指摘しています。
 また、ドイツにはもともと集中治療に対応したベッドがイタリアの約5倍に当たる2万8000床あり、医療体制が整っていたことも要因だと指摘されています。
 ロベルト・コッホ研究所によりますと、感染者の年齢の中央値は45歳で、8割が60歳未満だということです。
 ロタール・ウィーラー所長は、「ドイツは流行の初期段階にあり、今後、死者数が増加する可能性もある」として、引き続き、人同士の接触を減らすなど感染の拡大防止に努めるよう呼び掛けています。

 2020年3月24日(火)

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