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■新型コロナウイルス治療に「アビガン」の臨床試験開始 増産も準備 [健康ダイジェスト]

 新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を製造している日本の製薬会社は、新型コロナウイルスの治療薬として国の承認を受けるための臨床試験を始めたと発表しました。
 アビガン(一般名ファビピラビル)は、新型インフルエンザの治療薬として6年前、製薬会社の富士フイルム富山化学(東京都中央区)が開発したもので3月31日、新型コロナウイルスの治療のための臨床試験を始めたと発表しました。
 臨床試験は東京都内の病院で新型コロナウイルスに感染した患者、約100人を対象に6月末まで行われ、治療の効果や安全性を確認するということです。
 アビガンは動物実験で胎児への副作用が報告されたことから、妊娠中の女性には投与できず、ほかの薬が効かない感染症が発生し、国が使用すると判断した場合に限って投与されることになっています。
 すでに中国では、新型コロナウイルスに感染した患者に投与する臨床研究を行った結果、肺炎の症状などを改善させる効果が認められたと報告されています。
 日本でも、新型コロナウイルスに対して効果があるかどうか調べる臨床研究が3月から、愛知県豊明市の藤田医科大学病院などで始まっています。
 富士フイルム富山化学は臨床試験の結果、効果や安全性が確認されれば、新型コロナウイルスの治療薬として国に承認申請を行う方針。
 すでに3月上旬にアビガンの生産を再開しており、増産準備にも着手しています。

 2020年4月1日(水)

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