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■新型コロナウイルス感染症のワクチン、接種希望者全員無料に 政府の分科会が検討 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、政府が希望者は全員無料で接種できるようにする案を検討していることが2日、わかりました。感染の広がりやすさや重症化リスクといったウイルスの特徴を踏まえ、多くの人に接種してもらう狙い。
 当初は供給量が限られるため、医療従事者や重症化リスクの高い高齢者、持病のある人の接種が優先される見通しですが、費用は優先対象であるかないかにかかわらず、公費で負担することを検討します。
 新型コロナウイルスのワクチンは、各国で開発が進んでいます。ただ、年齢や健康状態によって効果や副作用が違うというデータはなく、費用負担で差はつけられないとの意見が政府内で出ています。
 接種の進め方の詳細は、感染症の専門家や経済学者らを集めた新型コロナウイルス感染症対策分科会で今後、詰めます。
 2009年から2010年にかけて新型インフルエンザが流行した際は、低所得者に限ってワクチン接種費用を国と地方自治体が補助しました。原則は自己負担で、料金の目安は1回で3600円、2回で6150円でした。
 今回は、国が予備費を活用して公費で賄い、地方自治体は負担しません。
 新型コロナウイルスのワクチンは、現在は開発段階。政府は実用化を見据えてアメリカのファイザーやモデルナ、イギリスのアストラゼネカなど複数の製薬会社と日本向けの供給の交渉を進めています。夏に東京オリンピック・パラリンピックを控える2021年の前半までに、国民全員分の量の確保を目指します。
 政府は円滑なワクチン接種が進む仕組みを構築するとともに、健康被害が生じた際の救済措置も設ける方針。訴訟で製薬企業が支払う賠償金を国が肩代わりする制度も整えます。
 
 2020年9月2日(水)

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