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■北海道の新型コロナウイルス感染者、過去最多の200人 札幌市も最多158人 [健康ダイジェスト]

 北海道で9日に新型コロナウイルスの感染が新たに確認された人は、初めて200人に達しました。9日の1日では、東京都の157人を上回っており、急速な感染拡大が続いています。
 このうち、札幌市では、市内に住む144人と、居住地が非公表の14人の合わせて158人の感染が確認され、7日の141人を上回り、これまでで最も多くなりました。
 このほか、石狩地方で17人、空知地方で9人、十勝地方で5人など各地で感染が確認され、北海道で感染が確認された人は、初めて200人に達しました。道内の1日の感染確認は、5日続けて100人以上となっています。
 年代別では、非公表の17人を除いて20歳代が55人と最も多く、次いで30歳代が40人などとなっていて、50歳代が19人、10歳未満も9人おり、感染は幅広い世代に広がっています。
 北海道などによりますと、現在の症状は、非公表や調査中の13人を除き、中等症が2人、そのほかの人はいずれも軽症か無症状だということです。また、200人のうち、70人は感染経路がわからないということです。検査数は、1964件でした。
 また、旭川市は、新型コロナウイルスに感染した患者1人が死亡したと発表しました。
 これで、道内の感染者は札幌市の延べ2928人を含む延べ4221人となり、このうち、死亡した人は115人となっています。
 一方、札幌市では9日、認可外保育施設とレストランの2カ所でクラスター(感染者の集団)が発生しました。
 札幌市によると、保育施設の感染者は職員7人と園児5人の計12人。感染が広がった要因について、市の担当者は「職員はマスクを着用していたが、園児に着用を徹底するのは難しい。のどの痛みといった発熱以外の軽い症状が出た後も、出勤・登園していた職員や園児がいた」との見方を示しています。
 レストランの感染者は、いずれも従業員の20~50歳代計8人。従業員間の感染にとどまっており、客に濃厚接触者はいないといいます。
 また、同市の繁華街すすきの地区にある接待を伴う飲食店の感染者は9人増え、9日までに119店で計431人となりました。
 帯広市では9日、接待を伴う飲食店「エスコートラウンジ グランデ」で、20~60歳代の従業員8人のクラスターが発生しました。客の2~3割と連絡が取れておらず、道が店名を公表しました。道によると、帯広市ではほかの接待飲食店でも感染者が出ているといいます。
 北海道内では、新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、宿泊療養先のホテルに入ることができない感染者が、8日の時点で札幌市を中心に147人に上っており、北海道と札幌市は新たな宿泊先の確保を急いでいます。
 北海道は、軽症で重症化するリスクが低い感染者の宿泊療養先として、札幌市南区のホテルに670人分を確保しており、8日の時点で宿泊療養している人は453人に上っています。
 一方、ホテルで新規に受け入れる人数は、感染防止に向けた準備や対策の必要から、1日50人程度が限度で、8日の時点で147人がホテルに入れず、自宅待機を余儀なくされているということです。
 感染者が自宅にとどまれば家庭内で感染が広がる恐れもあり、札幌市は、自宅待機をしている人に身の回りの消毒などの対策を要請しています。
 札幌市保健所の秋野憲一宿泊療養調整担当部長は、「高齢者と基礎疾患のある人を最優先にホテルに入ってもらっているが、大変厳しい状況と認識している。現在、新たな宿泊先の確保を北海道と連携して進めているが感染者数を減らすことが重要なので、市民の皆様には感染予防策の徹底をお願いしたい」と話しています。
 北海道は、感染の拡大を受けて、独自に定める「警戒ステージ」を「3」に引き上げ、札幌市の繁華街すすきの地区の接待を伴う飲食店などに、営業時間などを短縮するよう要請するとともに、道民や事業者に感染対策の徹底を求めています。

 2020年11月9日(月)

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