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■国内で未確認の新たな変異ウイルス、神戸市の男性で確認 イギリス型にインド型が加わる [健康ダイジェスト]

 神戸市は1日、新型コロナウイルスに感染した50歳代の男性の検体から、感染力が強いとされるイギリス型に、インド型の変異が加わった新たなウイルスが国内で初めて確認されたと発表しました。
 神戸市の健康科学研究所が男性の検体をゲノム(全遺伝情報)解析などしたところ、イギリス型「N501Y」と、インド型の一部にみられる「E484Q」の2種類の変異が確認されました。「E484Q」の変異はワクチンの効果を弱める可能性も指摘されています。
 男性は神戸市在住で、市内の医療機関でPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルスへの感染が5月17日に判明しました。軽症で自宅療養していましたが、すでに回復しています。
 男性や家族に最近の海外渡航歴はないことから、市は「すでに市内で広がっているイギリス型に感染後、男性の体内で変異が加わったことも考えられる」としています。
 市によると、この2種類の変異を持つウイルスは世界ではヨーロッパを中心に150例ほど報告されていて、従来のイギリスで広がる変異ウイルスと、感染力や重症化のリスクなどの特徴は変わらないということです。
 一方、最近ベトナムで見付かった変異ウイルスとは別のタイプといいます。
 男性の濃厚接触者は感染していないため、市は現時点で新たな変異ウイルスが流行する恐れは低いとみています。
 神戸市健康局の熊谷保徳副局長は、「今回のような新たな変異ウイルスを早急に発見して、感染が拡大しないよう引き続き対策を徹底していく」と話しています。

 2021年6月1日(火)




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