■1回目にアストラゼネカ製接種の独伊首相、2回目に異なるワクチン接種 [健康ダイジェスト]
ドイツ政府は22日、アンゲラ・メルケル首相(66歳)が2回目の新型コロナウイルスワクチン接種で、アメリカのモデルナ製のワクチンを受けたと発表しました。メルケル首相は4月の1回目の接種時、イギリスのアストラゼネカ・オックスフォード製を受けています。
メーカーの異なるワクチンを打つのはよいことだと専門家はみているものの、安全だといい切るには時期尚早だとしています。
ヨーロッパでは3月、アストラゼネカ製ワクチンの接種後に血栓の報告が相次いだことから、ドイツなど各国が使用を一時中止しました。
ドイツではその後、60歳以上に限って使用を再開しましたが、同国の放送局ドイチェ・ウェレによると、現在は成人全員に提供されているといいます。
同国のワクチン接種事業はここ数週間で加速していて、現在は人口の半数以上が1回目の接種を終えています。
メルケル首相の報道官は4月、同氏のワクチン接種証明書の写真をソーシャルメディアに投稿していました。
一方、22日のイタリア首相府の発表によると、同国のマリオ・ドラギ首相(73歳)も、1回目はアストラゼネカ製ワクチンだったものの、2回目はアメリカのファイザーとドイツのビオンテックの共同開発ワクチンを接種しました。
イタリア政府は今月、ワクチンに関する勧告を変更し、まれに血栓が生じる恐れがあるとして、アストラゼネカ製ワクチンの60歳未満への使用を禁止していました。
これを受けて同国では、1回目と2回目で異なるワクチンを接種することの安全性を巡り、激しい議論が起きていました。
メーカーの異なる新型コロナウイルスワクチンの接種については、現在さまざまな研究が進行中。
イギリスの研究では、アストラゼネカ製とファイザー製のワクチンを接種した成人は、副作用が軽度~中度となる傾向にあることがわかっています。
また、ワクチン不足や効果増進のため、異なるワクチンを組み合わせて使用する動きが複数の国でみられるといいます。
カナダのオンタリオ州とケベック州は先に、アストラゼネカ製ワクチンの供給が不確実なことや血栓を巡る懸念を受け、1回目と2回目で異なるワクチンを近く使用する方針を示しています。
2021年6月23日(水)
メーカーの異なるワクチンを打つのはよいことだと専門家はみているものの、安全だといい切るには時期尚早だとしています。
ヨーロッパでは3月、アストラゼネカ製ワクチンの接種後に血栓の報告が相次いだことから、ドイツなど各国が使用を一時中止しました。
ドイツではその後、60歳以上に限って使用を再開しましたが、同国の放送局ドイチェ・ウェレによると、現在は成人全員に提供されているといいます。
同国のワクチン接種事業はここ数週間で加速していて、現在は人口の半数以上が1回目の接種を終えています。
メルケル首相の報道官は4月、同氏のワクチン接種証明書の写真をソーシャルメディアに投稿していました。
一方、22日のイタリア首相府の発表によると、同国のマリオ・ドラギ首相(73歳)も、1回目はアストラゼネカ製ワクチンだったものの、2回目はアメリカのファイザーとドイツのビオンテックの共同開発ワクチンを接種しました。
イタリア政府は今月、ワクチンに関する勧告を変更し、まれに血栓が生じる恐れがあるとして、アストラゼネカ製ワクチンの60歳未満への使用を禁止していました。
これを受けて同国では、1回目と2回目で異なるワクチンを接種することの安全性を巡り、激しい議論が起きていました。
メーカーの異なる新型コロナウイルスワクチンの接種については、現在さまざまな研究が進行中。
イギリスの研究では、アストラゼネカ製とファイザー製のワクチンを接種した成人は、副作用が軽度~中度となる傾向にあることがわかっています。
また、ワクチン不足や効果増進のため、異なるワクチンを組み合わせて使用する動きが複数の国でみられるといいます。
カナダのオンタリオ州とケベック州は先に、アストラゼネカ製ワクチンの供給が不確実なことや血栓を巡る懸念を受け、1回目と2回目で異なるワクチンを近く使用する方針を示しています。
2021年6月23日(水)
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