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■慢性腎臓病を対象疾患とする薬を承認 国内で初めて、厚労省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は28日、新薬の承認可否の審議などを行う薬食審医薬品第一部会を開き、糖尿病などの薬「フォシーガ」を、慢性腎臓病にも使えるようにすることを了承しました。慢性腎臓病のための薬は国内で初めてとなります。人工透析中や末期腎不全は除きます。厚労相が8月にも製造販売を承認します。
 慢性腎臓病患者は国内に約1330万人いるとされ、病気の進行を抑えることが期待されています。
 フォシーガはイギリスのアストラゼネカ社がつくる飲み薬。日本を含む21カ国で、4304人の慢性腎臓病患者が参加した国際共同治験で、標準治療と合わせてフォシーガを投与したグループは、偽薬を使ったグループよりも、腎機能が悪化したり死亡したりする割合が39%低かったといいます。
 慢性腎臓病は、糖尿病などで腎臓の機能が低下することで生じる進行性の病気。悪化すれば、体に有害な尿素などを取り除くことができずに人工透析が必要になったり、心不全を始めとした心血管疾患の発症リスクが増加したりして、死亡したりする恐れがあります。

 2021年7月28日(水)




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