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■沖縄県でモデルナ製ワクチンに混入の異物、容器のゴム製のふたの一部 厚労省 [健康ダイジェスト]

 沖縄県の新型コロナウイルスワクチンの接種会場でモデルナ製ワクチンの容器などから見付かった異物について、厚生労働省は容器のゴム製のふたの一部の可能性が高く、品質に問題はないとする調査結果を公表しました。
 沖縄県は28日夜、那覇市内に設置している県の大規模接種センターで、モデルナ製ワクチンが入った開封後の容器1つと、3本の注射器から黒い異物が見付かったと発表しました。
 いずれも国が使用を見合わせているロット番号とは異なる番号のワクチンですが、沖縄県はこの会場での接種を一時中止し、30日から別のロット番号のワクチンで再開されます。
 厚労省によりますと、国内での流通を手掛ける武田薬品工業が調査した結果、いずれも容器のゴム製のふたの一部の可能性が高く、注射器の針をふたに刺した際に削り取られて混入したとみられるといことです。
 注射器で容器から薬剤を吸い出す際、ゴム製のふたの一部が削り取られて容器に混入する現象は「コアリング」と呼ばれます。厚労省によりますと、針を斜めに刺した場合などに起きる現象で、注射針を刺しながら回転させたり、同じ場所を何度も刺したりすると、発生しやすくなるということです。
 このため厚生労働省は、注射針をふたに対して垂直に刺すよう自治体などに呼び掛けています。
 また、別の注射器1本からピンク色の半透明の異物が見付かっていますが、針を通る大きさではないため、ワクチンとは無関係の注射器内に元々あった物質の可能性が高いとしています。
 調査結果を受け厚労省は、「ワクチン自体の品質に問題はなく、接種を控える必要はない」としています。
 一方、確率は非常に低いものの、製造過程でもごくまれにゴム栓などの破片が混入する可能性はあるということで、筋肉注射のため血管に詰まるリスクはないものの、使用前に必ず異物などがないか目視で確認してほしいと呼び掛けています。
 沖縄県によりますと、28日に異物が見付かったワクチンと同じロット番号のワクチンの接種を受けたのは、27日から28日までに884人いるということですが、接種の際には異物は見付かっておらず、体調不良の報告も現時点ではないということです。

 2021年8月29日(日)




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