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■大阪府の10歳代男性がコロナで死亡、国内で初めて 基礎疾患がありワクチンは未接種 [健康ダイジェスト]

 大阪府は8日、新型コロナウイルスに感染し治療を受けていた基礎疾患のある府内の10歳代後半の男性が7日、亡くなったと発表しました。
 府によりますと、10歳代の患者が亡くなるのは大阪府内では初めてで、厚生労働省によりますと、全国でも9月1日時点のまとめで10歳代の死亡例は報告されていないということです。
 大阪府によりますと、亡くなったのは府内に住む10歳代後半の男性です。
 男性は9月1日に体調不良を訴えて大阪市内の病院に救急搬送され、搬送先の病院で検査を受けた結果、新型コロナに感染していることがわかりました。
 男性は入院時にすでに重症となっており、重症患者向けの治療を受けていましたが、7日に亡くなったということです。
 男性は新型コロナのワクチンは接種しておらず、基礎疾患や複数の重症化リスクの因子があったということです。基礎疾患や重症化リスクの詳細は個人情報にかかわるとして、大阪府が明らかにしていません。
 新型コロナウイルス感染症の治療に詳しい愛知医科大学の森島恒雄客員教授は、「これまでは新型コロナウイルスは大人が中心で、子供がかかっても基本的には症状がなく重症化するケースもほぼなかった。しかし、デルタ株の流行で子供にも感染者が増え重症化するケースも出ていることから、10歳代以下の若い世代のリスクについてもステージが変わってきたと考えるべきだ。感染を防ぐ対策の基本は従来と変わらないが、特に基礎疾患のある子供はワクチンが接種できる年齢に達しているならば、大人と同じようにできるだけ早くワクチン接種を進めていくべきだ」と話しています。
 また、大阪大学医学部感染制御学の忽那賢志(くつな さとし)教授は、「10歳代は重症化したり、死亡したりするリスクは低いが、特に基礎疾患のある場合は亡くなることもある。新型コロナは、どの世代にとっても怖い感染症だ。年代を問わず基礎疾患のある人は注意が必要で、まだワクチンを接種していない人はぜひ受けてほしい。また、基礎疾患のある人の周りにいる人がうつさないよう、接種を受けたり感染対策を徹底したりすることも大切だ」と話しています。

 2021年9月8日(水)




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