■国内企業のコロナワクチン、2023年3月末までに実用化 KMバイオ、最終治験へ [健康ダイジェスト]
製薬企業のKMバイオロジクス(熊本市)は21日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、初期段階の国内臨床試験(治験)で一定の有効性と安全性を確認したと発表しました。
10月にも最終段階の臨床試験を始め、2023年3月末までの実用化を目指します。実用化に先立ち、2022年4月までに年1500万回分の生産体制を構築します。
このワクチンは感染力をなくしたウイルスを接種する「不活化ワクチン」。3月から開始した臨床試験では、20歳以上の男女210人を対象に、27日の間隔を置いてワクチンか偽薬のいずれかを2回接種しました。
KMバイオロジクスによると、ワクチン接種で、ウイルスが感染するのを防ぐ抗体の増加が確認されました。接種箇所に痛みを感じる人はいたものの、日常生活に支障がある副反応は発熱の1人だけでした。同社は、「優れた安全性や有効性が期待できる結果が得られた」としています。
最終段階の臨床試験では、数千人に規模を拡大します。
国産のコロナワクチン開発を巡っては、新興企業アンジェス(大阪府)と塩野義製薬(大阪市)、第一三共(東京都)が国内で臨床試験を開始しています。
2021年9月22日(水)
10月にも最終段階の臨床試験を始め、2023年3月末までの実用化を目指します。実用化に先立ち、2022年4月までに年1500万回分の生産体制を構築します。
このワクチンは感染力をなくしたウイルスを接種する「不活化ワクチン」。3月から開始した臨床試験では、20歳以上の男女210人を対象に、27日の間隔を置いてワクチンか偽薬のいずれかを2回接種しました。
KMバイオロジクスによると、ワクチン接種で、ウイルスが感染するのを防ぐ抗体の増加が確認されました。接種箇所に痛みを感じる人はいたものの、日常生活に支障がある副反応は発熱の1人だけでした。同社は、「優れた安全性や有効性が期待できる結果が得られた」としています。
最終段階の臨床試験では、数千人に規模を拡大します。
国産のコロナワクチン開発を巡っては、新興企業アンジェス(大阪府)と塩野義製薬(大阪市)、第一三共(東京都)が国内で臨床試験を開始しています。
2021年9月22日(水)
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