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■韓国、新型コロナの新規感染者が初めて5000人超える [健康ダイジェスト]

 韓国では、新型コロナウイルスの1日の感染者数が初めて5000人を超え、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
 韓国政府によりますと、11月30日の1日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は5123人と、初めて5000人を上回りました。29日の3032人に比べて2091人も増えた上に、直前の最多記録である24日の4115人より1008人も多くなっています。
 新規感染者5000人台は、韓国で最初の患者が報告された昨年1月20日以降1年10カ月余り、正確には681日ぶりのことで、累計感染者は45万2350人になりました。
 この日の新規感染者の感染経路をみると、地域発生が5075人、海外流入が48人となっています。また、首都ソウルが2222人、京畿(キョンギ)が1582人、仁川(インチョン)が326人など首都圏も、軒並み歴代最多を記録しました。
 新規感染者が急増する中で、重症者も700人台の最多値を記録しました。この日基準の重症者は直前の最多記録だった29日の661人よりも62人増となる723人で、死亡者は29日比34人増の累積3658人になりました。
 感染者が集中しているソウルでは、重症者向けの病床の使用率が90%を超えるなど、医療体制が窮迫しています。
 韓国では、これまでにワクチンの接種を終えた人が80%となり、11月からは感染防止のための規制の緩和に踏み切りましたが、人の動きが活発になる中、早い段階で接種を終えた高齢者や、まだ接種が進んでいない子供たちの間で感染者が増えていると指摘され、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
 こうした状況を受けて、韓国政府は12月中旬までに新たに1300以上の病床の確保を進めるほか、在宅での治療の支援を強化していくなどとしています。
 一方、新型コロナの新たな変異型「オミクロン型」を巡って韓国では、11月にナイジェリアを訪問した夫婦らに感染の疑いがあることがわかり、詳しい検査が進められています。
 韓国政府は、関係省庁による対策チームを発足させ、水際対策や国内の監視体制の強化など対応を検討しています。

 2021年12月1日(水)




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