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■アメリカのコロナ感染者が5000万人を超え、死者も80万人を突破 ワクチン接種開始から1年 [健康ダイジェスト]

 アメリカでは14日、新型コロナウイルスのワクチン接種開始からちょうど1年を迎え、国民の60%超が接種を完了しました。
 アメリカ国内で初めて認可されたワクチン(ファイザー製)の接種は昨年12月14日に始まり、今年4月には、さらに2種類のワクチン(モデルナ製と、1回接種のジョンソン・エンド・ジョンソン製)が認可され、全成人を対象に接種が進められました。
 この1年間で、人口全体の60%超に相当する2億200万人がワクチン接種を完了し、約4億8400万回分のワクチンが配布されました。アメリカ政府は現在、16歳以上の全員を対象に追加接種を促しています。
 ワクチンが普及する中、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、アメリカの新型コロナウイルス感染者は13日に累計5000万人を超え、14日には死者が累計80万人を突破しました。感染者と死者は、国別で世界最多となっています。 
 80万人という死者数は、首都ワシントンやボストンなどの都市の人口より多く、第2次世界大戦のアメリカの死者の2倍近い水準です。
 感染者は9月に累計4000万人を超え、死者は10月に累計70万人を超えていました。
 直近の11週間で10万人が死亡するなど、このところ昨冬以来の速いペースで再び死者が急増しています。昨年の死者が35万人であるのに対し、今年に入って45万人が死亡しています。
 現在も新規感染者が1日12万人に迫るペースで確認され、感染者が増える傾向にあります。
 11月27日から12月4日までの調査では、感染者の99・9%をデルタ型が占めていて、感染拡大の要因となっており、死者の大半はワクチン未接種者や高齢者となっています。
 オミクロン型の感染は全土で43人確認されていますが、まだ大きな感染拡大はみられていません。

 2021年12月15日(水)




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