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■イスラエル、ワクチン4回目接種を承認 オミクロン型拡大を受けて60歳以上に [健康ダイジェスト]

 イスラエルのナフタリ・ベネット首相は2日、60歳以上の全市民と医療関係者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を保健省が承認したと発表しました。4回目のワクチン集団接種は世界で初めてです。
 専門家の中には、4回目接種を必要とする科学的データが不十分だとの反対意見もありましたが、オミクロン株による感染拡大を受け、承認に踏み切った。新型コロナの新たなオミクロン型変異ウイルスの感染拡大を受けた措置として、承認に踏み切りました。
 同国では2021年8月に3回目の接種を開始し、すでに人口の4割を超える400万人以上が3回目を済ませました。1日当たりの新規感染者は減少傾向にあったものの、オミクロン型の流入で11月から再び増加。12月末に約3カ月ぶりに5000人を超え、感染第5波に直面しています。
 ベネット首相は2日の記者会見で、「経済を可能な限り機能させる一方、最も弱い人々を守る」と強調し、市民に接種を呼び掛けました。
 保健省の専門家会合は2021年12月21日に、60歳以上と医療関係者への4回目接種を推奨しました。保健省は30日に免疫機能の低下した人への4回目接種を承認し、31日には高齢者施設の入居者らを対象に接種を始めると発表していました。接種ではアメリカのファイザー製ワクチンが使用されます。
 イスラエルの地元紙によると、2日の重症者数は110人で、前週と比べ16人増加。うち87%はワクチン未接種者といいます。

 2022年1月3日(月)




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