■上海市、コロナ感染者数最多更新続く 今後は全市を3段階で管理 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスの感染拡大で、厳しい外出制限が続く中国の上海市では、1日の感染者数が10日連続で過去最多を更新しました。一方、上海市当局は直近14日間に感染が確認されなかったとして、外出制限を緩和する地区について、11日から公表を始めました。
中国の上海市では新型コロナウイルスの感染者が10日、1日で無症状の人を中心に2万6087人確認され、10日連続で過去最多を更新しました。
上海市当局は、大部分の地域で厳しい外出制限を続けてきた一方、今後は全市を封鎖管理区、管理区、警戒区の3段階に分けて管理すると発表しました。
直近14日以内に感染者の報告がない警戒区では、移動抑制と密集防止の措置の下、同一行政区域内での適切な活動を認めますが、人の集まりは厳格に制限します。
7日以内に感染者の報告がない管理区では、7日間の在宅健康観察を実施します。居住区内にとどまり、人の集まりを厳禁し、物資の受け取りも時間帯をずらすなどの措置を取ります。原則自宅待機とするものの、十分な個人防護措置を取った上で、決められた時間帯に指定場所で物資を受け取ることを認めます。
7日以内に感染者が見付かった封鎖管理区では、7日間の封鎖管理を実施します。
直近14日間に感染が確認されなかった警戒区については、一定の条件のもとで外出を認める方針を示しており、この方針に基づき11日から制限を緩和する地区の公表を始めました。
外出制限が緩和される対象は、11日時点で7500余りの地区だとしており、実際に11日、制限が緩和されたところもあったということです。
ただ、外出制限が緩和された警戒区でも、感染者が1人でも確認された場合、再び14日間の外出制限が行われるとしています。
上海市では、3月28日から市内全域を対象に段階的に厳しい外出制限が行われてきましたが、中にはそれより前の3月中旬以降、厳しい外出制限が1カ月近く続いているところもあり、現地に滞在する日本人の中でも、食料や生活物資の調達などに大きな影響が出ています。
一方、日系企業が多く進出する広東省広州市は11日、新型コロナウイルス感染の急拡大を防ぐため、市外への移動制限や、学校授業のオンライン切り替えなどの対策を始めました。足下の感染者数は少ないものの、上海市のように急増することを警戒しているとみられます。
中国メディアなどによると、広州市では8日からオミクロン型による新たな感染拡大が始まり、10日に新規感染者27人を確認。8日から全市民約1900万人を対象にしたPCR検査も始めました。
外出は禁じていないものの、不必要な市外への移動をしないよう要請。市外への移動には48時間以内のPCR検査陰性証明の提出を求めています。
中国政府は3月下旬、省ごとに2、3カ所の臨時病院を設けるように指示を出し、広州市は大型展示場に3000人以上を収容できるようベッドの設置などを進めています。毎年2回、この展示場を会場に開かれていた中国最大の貿易商談会「広州交易会」は、15日からオンラインで開催されます。
2022年4月12日(火)
中国の上海市では新型コロナウイルスの感染者が10日、1日で無症状の人を中心に2万6087人確認され、10日連続で過去最多を更新しました。
上海市当局は、大部分の地域で厳しい外出制限を続けてきた一方、今後は全市を封鎖管理区、管理区、警戒区の3段階に分けて管理すると発表しました。
直近14日以内に感染者の報告がない警戒区では、移動抑制と密集防止の措置の下、同一行政区域内での適切な活動を認めますが、人の集まりは厳格に制限します。
7日以内に感染者の報告がない管理区では、7日間の在宅健康観察を実施します。居住区内にとどまり、人の集まりを厳禁し、物資の受け取りも時間帯をずらすなどの措置を取ります。原則自宅待機とするものの、十分な個人防護措置を取った上で、決められた時間帯に指定場所で物資を受け取ることを認めます。
7日以内に感染者が見付かった封鎖管理区では、7日間の封鎖管理を実施します。
直近14日間に感染が確認されなかった警戒区については、一定の条件のもとで外出を認める方針を示しており、この方針に基づき11日から制限を緩和する地区の公表を始めました。
外出制限が緩和される対象は、11日時点で7500余りの地区だとしており、実際に11日、制限が緩和されたところもあったということです。
ただ、外出制限が緩和された警戒区でも、感染者が1人でも確認された場合、再び14日間の外出制限が行われるとしています。
上海市では、3月28日から市内全域を対象に段階的に厳しい外出制限が行われてきましたが、中にはそれより前の3月中旬以降、厳しい外出制限が1カ月近く続いているところもあり、現地に滞在する日本人の中でも、食料や生活物資の調達などに大きな影響が出ています。
一方、日系企業が多く進出する広東省広州市は11日、新型コロナウイルス感染の急拡大を防ぐため、市外への移動制限や、学校授業のオンライン切り替えなどの対策を始めました。足下の感染者数は少ないものの、上海市のように急増することを警戒しているとみられます。
中国メディアなどによると、広州市では8日からオミクロン型による新たな感染拡大が始まり、10日に新規感染者27人を確認。8日から全市民約1900万人を対象にしたPCR検査も始めました。
外出は禁じていないものの、不必要な市外への移動をしないよう要請。市外への移動には48時間以内のPCR検査陰性証明の提出を求めています。
中国政府は3月下旬、省ごとに2、3カ所の臨時病院を設けるように指示を出し、広州市は大型展示場に3000人以上を収容できるようベッドの設置などを進めています。毎年2回、この展示場を会場に開かれていた中国最大の貿易商談会「広州交易会」は、15日からオンラインで開催されます。
2022年4月12日(火)
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