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■サル痘感染者、世界で700人以上に アメリカで21人、カナダでは77人 [健康ダイジェスト]

 アメリカの疾病対策センター(CDC)は3日、世界で700人以上のサル痘の感染者を把握していると発表しました。うち21人はアメリカで確認されており、国内で感染が広がっているとみて調査を進めています。
 CDCの報告書によると、最初に感染が確認された17人のうち16人は男性同士で性行為をしていました。また、14人は旅行先での感染が疑われています。
 17人全員が回復したか快方に向かっており、死者は出ていません。
 カナダも3日、これまでに77人のサル痘感染が確認されたと発表しました。大半は東部ケベック州で確認されており、同州ではワクチン接種が進められています。
 CDCによると、アメリカのサル痘感染者から見付かっているウイルスは、2017年にアフリカのナイジェリアに存在していた系統に由来するといいます。ただ、遺伝的に少し違う2種類が検出されています。このうち感染者の多くから見付かるのは、ヨーロッパで報告されているものと同じだといいます。
 アメリカ連邦政府は8つの州に1200回分のワクチンと100人分の治療薬を届けました。CDCの担当者は「公衆衛生上のリスクはまだ低い状況だ」と話しています。
 今回のサル痘の感染拡大は、ヨーロッパで行われた一部のゲイ・フェスティバルに関連しているとみられているものの、サル痘は性感染症とは見なされていません。
 症状としては、手や顔に水痘に似た発疹が出ます。主な感染経路は発疹部位との接触で、すべての皮膚病変がかさぶたになり、かさぶたがはがれ落ちて新しい皮膚が形成されるまで感染の恐れがあります。

 2022年6月4日(土)




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