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■高血圧患者の発生率、東北や北関東で高く 男性は福島県、女性は栃木県が最多 [健康ダイジェスト]

 国内の高血圧患者数は2700万人で、9割に当たる2400万人が治療薬を処方されているとの調査結果を日本高血圧学会の研究チームがまとめました。東北地方や北関東で患者発生率が高く、研究チームは「食塩摂取量が多く、脳卒中死亡率が高い地域と重なる」として注意を促しています。
 調査は、2014年の国民の診療報酬明細(レセプト)のデータベースを用いて実施し、未受診の患者は含まれません。
 その結果、医療機関を受診した高血圧患者は、全国で約2700万9000人に上り、国民全体の2割を占めました。年齢が高くなるほど、患者の発生割合も高くなる傾向がみられ、80歳以上では66%が該当しました。
 都道府県別にみると、人口10万人当たりの患者数は、女性では、栃木県が約2万4600人で最も多く、最少は京都府の約2万300人でした。男性の最多は福島県の約2万4500人で、最少は神奈川県の約1万9800人。最多の自治体は、最少の自治体の2割増しでした。
 また、全国の高血圧患者の59%が、大きな病院ではなく、診療所を受診していました。
 調査結果をまとめた同学会理事の三浦克之・滋賀医大教授(公衆衛生学)は、「東北などの患者発生率の高さには、食塩摂取量の多さが影響している可能性があり、食習慣の見直しなど、地域の実態に合わせた対策を取る必要がある。地域のかかりつけ医が果たす役割も大きい」と指摘しています。

 2022年6月12日(日)

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