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■アメリカでコロナ派生型「BA・5」感染が拡大 一部でマスク着用再強化も [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルスの感染が再び広がりつつあります。感染力が強いとされる「BA・5」などオミクロン型の派生型が流行し、一部でマスク着用を義務付ける動きが出始めています。ただ重症者数は少数にとどまっており、感染対策と経済活動の両立を目指す方針は変わっていません。
 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によると、アメリカの新規感染者数(7日移動平均)は17日時点で約13万5400人となり、約5カ月ぶりの水準まで増えました。アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、アメリカでは9日時点で全体の65%をオミクロン型の派生型「BA・5」が占めていました。「BA・5」の比率は約1カ月前に比べ4倍近くに増えました。
 感染者数の増加を受け、アメリカでは屋内でのマスク着用を求める動きが広がっています。ロサンゼルスは感染者増が続けば7月中にも、屋内でのマスクの着用義務を再開する見通しです。ボストンでも地元当局が公共交通機関など屋内ではマスクを着用するように呼び掛けています。
 一部の教育機関やイベント主催者は、自主的にマスク着用を義務付けています。カリフォルニア大学アーバイン校は18日からワクチン接種の有無にかかわらず、屋内でマスク着用を求めています。サンディエゴで21~24日に開かれるポップカルチャーの大型展示会「コミックコン」でも、マスク着用が義務付けられました。
 もっとも、死者数の増加ペースは過去の感染拡大時に比べると緩やかです。アメリカでの新規死者数(7日移動平均)は17日時点で414人と新規感染者数が現在と同水準だった約5カ月前に比べて5分の1以下にとどまります。アメリカでは7割近くの国民がワクチン接種を完了しており、マスクの着用義務化などの動きは一部の州にとどまる可能性があります。

 2022年7月19日(火)

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