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■インフルエンザ、秋から冬に流行の恐れ 感染症学会が提言 [健康ダイジェスト]

 日本感染症学会は季節性インフルエンザが今季、国内で流行する可能性が高いとする提言をまとめました。オーストラリアなど南半球で2022年に入ってから流行していることを踏まえました。国内では新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年間はインフルエンザがほぼ流行しなかった半面、社会全体の集団免疫が下がっているとして、高齢者や子供へのワクチン接種が重要と呼び掛けました。
 北半球で冬季にインフルエンザが流行するか予測する際、約半年先立つ南半球の冬季の流行状況が参考になるとされます。オーストラリアでは新型コロナウイルス感染症の世界的大流行(パンデミック)が起きて以降、インフルエンザの報告はほとんどありませんでした。
 だが、2022年4月後半から報告が増え、5月から6月にかけては1週間当たりの報告数が過去5年間で最多となりました。その後減ったものの、流行規模の小さかった2018年と比べるとなお多い状態が続いています。
 日本感染症学会は、今後海外からの入国制限が緩和されて人の行き来が増えれば国内にウイルスが持ち込まれ、「今秋から冬には同様の流行が起こる可能性がある」と指摘し、いったん感染が起きると、インフルエンザへの免疫が下がっている子供を中心に大流行する恐れもあるとしました。6月には東京都内の小学校でインフルエンザによる学年閉鎖が起きたことから、こうした季節外れの流行の可能性にも触れました。
 その上で、感染すると肺炎を起こすリスクの高い高齢者や5歳未満の子供、心臓や肺に持病のある人などへのワクチン接種が特に必要と指摘しました。こうした人と同居する人も積極的に接種を受けてほしいと呼び掛けています。

 2022年8月17日(水)

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