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■五月病、2人に1人以上が経験 会社員ら1276人対象の調査で明らかに [健康ダイジェスト]

 ソフトバンクの子会社ヘルスケアテクノロジーズ(東京都港区)が行った調査で、会社員や公務員の2人に1人以上が「五月病」を経験していることが明らかになりました。
 五月病は、新年度からおおよそ1カ月が経過して緊張や疲れがピークに達した結果、5月の連休後あたりに心身にさまざまな不調を感じる症状。多くは、憂鬱になる、何となく体調が悪い、会社にゆきたくないなど、軽いうつ的な気分に見舞われます。
 ヘルスケアテクノロジーズは3月、全国の20~50歳代の会社員や公務員として働く男女1276人を対象に「五月病に関する意識調査」を行った結果、55・6%が五月病になったことがあると自覚し、仕事を休んだ経験のある人は46・8%に上りました。
 「あなたは五月病になったことがありますか」という質問に対して、22・8%が「確かにある」、32・8%が「あると思う」と回答し、5割以上の人が五月病になったことがあると自覚していることがわかりました。
 また、「周囲の人が五月病になったことがありますか」という質問に対しては、20・5%が「確かにある」、36・6%が「あると思う」と回答し、周囲に五月病と思われる人がいる人は6割近くに上ることも判明しました。
 さらに、「五月病は深刻な病気だと思いますか」という質問では、14・2%が「とてもそう思う」、46・9%が「ややそう思う」という結果になり、五月病になったことがあると自覚がない人も含めて、6割以上の人が五月病は深刻だと考えていることが判明しました。
 五月病になったことがあると自覚する人に対し、「五月病からの回復に時間を要しましたか」と聞いたところ、17・7%が「とてもそう思う」、43・2%が「ややそう思う」と、6割以上が回復に時間を要したと考えていることがわかりました。
 加えて、「五月病から心身が回復するまでに、どれくらいの時間を要しましたか」という質問には、「1週間程度」が26・3%、「2~3週間程度」が22・1%と1カ月以内に回復する人が多い一方で、2カ月より長期にわたったと答えた人は全体の17・8%に上りました。五月病からの回復に時間がかかったと多くの人が考えており、実際に数カ月にわたって不調が続く人も一定数いることから、五月病は「連休明けの不調」という概念以上に影響を及ぼしている可能性が明らかになりました。
 五月病になったことがあると自覚する人に対し、五月病が原因による休職・退職経験の有無についても聞いたところ、休職に関しては31・4%が、退職に関しては28・6%があると回答しました。
 さらに、20歳代の場合は「五月病が原因で休職に至ったことがある」が39・5%、「五月病が原因で退職に至ったことがある」が39・5%と、他の世代と10%ほど差をつける結果となりました。環境の変化が大きく、プレッシャーも感じやすい若手社員は、五月病の影響をより重く受けやすいと思われます。

 2023年5月10日(水)

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