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■基準値の最大7・5倍の汚水違法排出疑い、マルハニチロシーフーズを書類送検 茨城海上保安部 [健康ダイジェスト]

 基準値を超える汚水を海に排出したとして、茨城海上保安部は12日、水質汚濁防止法違反の疑いで、茨城県ひたちなか市にある水産食料品製造業「マルハニチロシーフーズ」を水戸地検に書類送致しました。同海保によると、排出した汚水に含まれる油や廃棄物などの浮遊物質量は最大で基準値の7・5倍に達しました。
 書類送検容疑は2021年12月から今年2月までの間、計5回にわたり同法で定める基準値を超える浮遊物質量を含む汚水を同社付近の側溝に流した疑い。
 同海保警備救難課によると、昨年10月11日、パトロール中に那珂湊港に接続する排水口で魚臭のする茶色の汚水を発見し、捜査を進めていました。汚水はサケの加工をする過程で発生。同社は汚水を浄化施設でろ過していたものの、処理能力が足りておらず、規制された基準値を超えたまま排出していました。
 浮遊物質量の基準値は、1リットル当たり最大160ミリグラムと定められています。同課が行った計5回の検査ではいずれも基準値を上回っており、最大1200ミリグラムを測定していました。
 警備救難課では、今年2月に同社に捜索に入り、基準を上回っていたことを示す社内の調査結果の資料などを押収したということです。
 同課によると、同社は容疑を認め、浄化施設の設備投資改善などに着手しているといいます。
 マルハニチロシーフーズは「真摯(しんし)に受け止め、反省している。近隣住民や漁業者の皆様に不安とご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」とコメントしました。
 また、親会社の食品大手マルハニチロも「指導を徹底し管理体制を強化して信頼回復に努めたい」とコメントしています。

 2023年5月13日(土)

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