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■用語 リグニン [用語(り)]

[喫茶店]整腸効果を発揮し、血中コレステロールの増加を抑制
 リグニンとは、植物中にセルロースやヘミセルロースと結合して存在する高分子化合物。細胞壁に堆積(たいせき)して木質化を起こし、植物体を強固にします。
 木材乾燥物に20~30パーセント含まれていることから、木質素とも呼ばれています。パルプ製造の際の不要成分で、菓子や食品の香料として用いるバニリンや、粘着剤などの原料として利用されています。
 栄養学の分野でいえば、セルロースやヘミセルロースは多糖類ですが、リグニンは芳香族化合物でポリフェノールの一種であり、不溶性食物繊維に相当します。リグニンを多く含む食品はカカオ、ピーナッツ、緑豆などの豆類で、リンゴ、トマトにも含まれます。
 カカオの木になる果実の種子(カカオ豆)を処理して、脂肪分であるカカオバターの一部を除去した後、粉末にしたものは、チョコレートの原料とし、また、これに乳製品や砂糖などを加えて湯に溶かし、ココアとして飲用としますが、チョコレートは1・5~4パーセントのリグニンを含有し、ココアも多くのリグニンを含有しています。
 不溶性食物繊維としてのリグニンに期待できる効果、効能は、整腸作用と血中コレステロールの増加を抑制する作用です。
 リグニンは、人の消化酵素で分解されないためほとんど吸収されません。また、大腸の腸内細菌でも発酵、分解されにくいので、便のかさを増やし便性を改善して整腸効果を発揮します。このため、肥満などの各種成人病の防止やダイエットに役立つとされ、機能の研究が進んでいます。
 さらに、胆汁酸を吸着して体外へ排出する働きがあり、血中コレステロールの増加を抑制する作用があります。発がん物質と結合して、大腸がんを抑えるとも見なされています。

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■用語 リコピン [用語(り)]

[るんるん]リコピンとは、トマトに含まれる赤い色素で、カロチノイドの一種。トマトジュースやケチャップなどの加工用に使われる赤系のトマトに、最も多く含まれています。
 ふだん食卓に並ぶ生食用のトマトはピンク系で、糖分が高いのが特徴です。トマト以外では、スイカ、柿、ピンクグレープフルーツなどにも含まれています。
 ベータカロチンのように体内でビタミンAに変わることもないので、今までは重要視されていなかったのですが、近年、このリコピンに強い抗酸化作用があることがわかってきました。抗酸化作用には、さまざまな生活習慣病の予防、抗がん作用、老化抑制作用が期待されています。
 また、日焼けの原因となる紫外線を浴びることによって、肌の表面に発生する活性酸素を、リコピンは取り除きます。そして、メラニンの生成を促す物質の発生を抑制するので、美白効果も期待できます。
 生活習慣病や老化の予防、美白効果を期待するなら、1日に15ミリグラムのリコピンが必要で、だいたいLサイズのトマト2個分に相当します。ストレスがたまりやすい人や喫煙をする人は、それ以上必要です。18ミリグラムのリコピンが入っているトマトジュースを1日1本飲めば、十分な量が摂取できるでしょう。
 トマトジュースに抵抗がある人には、トマトソースを使った料理やトマトを煮込んだ料理などで摂取するのが、お勧めです。リコピンなどのカロチノイドは、油に溶けやすく、熱に対して安定していることから、油でいためたりすることで吸収率が高まるのです。

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■用語 リジン [用語(り)]

[レストラン]リジンとは、人間の体内で合成できないため、食べ物から摂取する必要がある必須アミノ酸の一つで、体の蛋白(たんぱく)質を構成する不可欠な栄養素。L-リジンとも呼びます。
 糖質の代謝やカルシウムの吸収を助ける、体の成長を促す、肝機能を高めるなどの働きがあります。ヘルペスや湿疹の改善、受精率向上にも有効とされています。不足すると、慢性的な疲労、目の充血、めまい、貧血などを起こしやすくなります。肝機能も衰えて、血中コレステロールや中性脂肪が増えます。
 肉類や乳製品に多く含まれ、植物性の蛋白質には少なくて、とりわけ、米、小麦、とうもろこしといった穀類の蛋白質には不足しています。菜食主義の人やダイエット中の人は、サプリメントで補うなどの工夫が必要。アミノ酸ダイエットには必ず含まれる成分が、リジンなのです。

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■用語 離脱症状 [用語(り)]

[ちっ(怒った顔)]離脱症状とは日常、使用してきた精神作用のある物質の摂取を完全に中止、または減量した際に起きる特異的な症状のこと。中枢神経系を抑制する働きのあるアルコールや、ヘロイン、モルヒネなどのアヘン類を連用し、依存した時によくみられます。
 アルコールでは、不眠、抑うつ、振戦(ふるえ)、けいれんを始め、小動物幻視などをきたします。 アヘン類などの薬物では、あくび、瞳孔(どうこう)散大、流涙、鼻漏、吐き気、腹痛、下痢などをきたします。
 かつて禁断症状と呼ばれていたものも、この離脱症状に含まれます。

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