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■用語 ラジオ波熱凝固法 [用語(ら)]

[病院]ラジオ波熱凝固法とは、460キロヘルツ程度のラジオ波(電磁波)を利用した治療法。乳がんや肝臓がん、肺がんなどの病巣部に針型電極を刺し入れて、針の先端からラジオ波を出し、腫瘍(しゅよう)を焼きます。
 ラジオ波は300キロヘルツから3メガヘルツの高周波電流であり、この周波数の音はAMラジオに用いられています。また、電気メスに用いられるのも同じ電流です。
 治療において、通常の診断や検査に用いる超音波装置を使ってがんを直接見ながら、専用の針の先端からラジオ波を出力すると、がん細胞が抵抗となり、衝突することでジュール熱が生まれ、がん細胞を熱凝固させて死滅させることができます。
 対象となる腫瘍の大きさは、乳がんで3センチ以下、肝臓がん、肺がんで2・5センチ以下とされ、1回のラジオ波熱凝固法で治療できるといわれています。
 手術のように切開や開腹をせずに治療ができるため、体への負担が少なく、入院も短い日数で済みます。乳がんでは日帰り手術も可能。
 これとよく似たものに、2450メガヘルツ程度のマイクロ波を利用したマイクロ波熱凝固法があります。治療方法は、ラジオ波の場合とほぼ同じ。
 現在のところ、ラジオ波熱凝固法のほうがマイクロ波熱凝固法より、抗腫瘍効果や安全性が優れていると考えられています。

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