SSブログ

■インフルエンザの流行本格化 患者は20~40歳代が増加 [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの流行が本格化したことが14日、国立感染症研究所の調査でわかりました。最新の1週間(1月3~9日)で、全国約5000の医療機関の患者数が1機関当たり5・06人になり、前週の2・3人から倍増。今季初めて、全都道府県で流行開始の目安となる1を超えました。
 沖縄県では警報発令レベルの30人に近い25・9人、福岡県などで注意報発令レベルの10人を超え、北海道以外のすべての都府県で前週を上回りました。
 患者数が多い自治体は、福岡県(11・53人)、佐賀県(11・41人)、長崎県(9・29人)、宮城県(9・15人)、鹿児島県(7・41人)、宮崎県(7・25人)、千葉県(6・6人)など。北海道は5・47人、東京都は4・28人、岐阜県は4・7人、愛知県は4・18人、三重県は2・9人でした。
 感染研の感染症情報センターによると、患者は20~40歳代が目立ちます。学校再開後の患者数が判明する来週は、さらに子供の患者が増えると見なされています。昨季に流行がさほど広がらなかった0~4歳の乳幼児への感染拡大も、心配されています。
 年明けに検出されたウイルスの8割以上が、昨年世界的に流行した新型の豚インフルエンザ。A香港型を12月に逆転、さらに勢いを増しました。A香港型は約18パーセント、B型の検出はありませんでした。
 例年1月から3月は、インフルエンザが最も流行する期間で注意が必要。専門家は、感染しにくくなるほか、感染しても重症化を防げる予防接種を勧める一方で、基本的な対策として、外出後や食事前の手洗いやせきエチケットの徹底を呼び掛けています。
 感染が広がりやすい保育園児や幼稚園児が具合が悪い場合は、可能な限り休ませることを勧めています。また、妊婦や出産直後の女性は免疫が落ちているため、ワクチン接種をしていない場合、インフルにかかると重症化する恐れがあると注意を促しています。

 2011年1月15日(土)

nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0