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■乳児に硬水のミネラル水は負担、水道水使用を 日本小児科学会が見解 [健康ダイジェスト]

 日本小児科学会など3学会は共同で、「硬水は多くのミネラルが含まれ、乳児に過剰な負担を与える可能性がある」として、硬水を使うより水道水のほうが安全との見解を出しています。
 市販のミネラル水で粉ミルクを溶く際、硬水だとミネラル分が多く十分に溶けない場合があります。血液成分の調整力が弱い赤ちゃんがミネラル分を多く取り込むと、腎臓に負担がかかります。 
 明治(旧、明治乳業)は、粉ミルクは国内の水道水(お湯)で溶いた時に母乳にできるだけ近くなるように作られており、それだけで赤ちゃんの成長に必要なミネラルは十分摂取できるように設計されているとして、水道水が問題なく使用できる場合は水道水の使用を勧めています。
 水道水が使用できない場合は、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が少ない水を使うよう勧め、選ぶ基準として「pH値が6~8で、1リットル当たりのマグネシウム30ミリグラム以下、ナトリウム42ミリグラム以下、カルシウム285ミリグラム以下、カリウム367ミリグラム以下」という値を示しています。ミネラルの表記がない場合は硬度120以下を目安に、できれば60以下を選んでほしいといいます。
 水道水の放射性物質が基準以下の時にくみ置く方法もあります。東京都水道局は、清潔でふたのできる容器に口元いっぱいまで水を入れるよう呼び掛けています。直射日光を避ければ、消毒用塩素の効果は3日程度続くといいます。

 2011年4月2日(土)




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