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■母乳から微量の放射性物質 「乳児に影響なし」と厚労省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は4月30日、福島県など1都4県で乳児がいる女性23人の母乳を調査した結果、7人から微量の放射性物質を検出したと発表しました。
 母乳に含まれる放射線量に安全基準はありませんが、食品衛生法の牛乳・乳製品の暫定規制値を下回っており、同省は「乳児、母体とも健康には影響がない量で、ふだん通りの生活で問題ない」としています。
 23人は、東京電力福島第1原発の周辺や、野菜などの出荷を制限されたり、水道の摂取を控えるよう要請されたりした地域に居住、または以前に住んでいた20~30歳代で、福島県4人、茨城県9人、埼玉県1人、千葉県2人、東京都7人。4月24日~28日に産婦人科医などを通じて80~100ccの母乳を採取し、国立保健医療科学院で測定しました。
 調査結果によると、3月11日~14日の間に原発から30キロ圏内にいた1人から1キログラム当たり放射性ヨウ素3・5ベクレル、放射性セシウム2・4ベクレルを検出。ほかにも現在、茨城県内に住む5人と千葉市の1人から2・2ベクレル~8・0ベクレルの放射性ヨウ素を検出しました。残り16人の母乳からは、放射性物質は検出されませんでした。
 厚労省によると、牛乳・乳製品の暫定規制値は放射性ヨウ素が1キログラム当たり100ベクレル(乳児)、放射性セシウムが200ベクレル。
 市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が4月20日、千葉県内の女性の母乳から1キログラム当たり36・3ベクレルの放射性ヨウ素を検出したとの独自調査の結果を発表。これを受け同21日、枝野幸夫官房長官が厚労省に調査を指示し、厚労省は日本産科婦人科学会などを通じて協力を求めたといいます。

 2011年5月1日(日)




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Minky

大人が安全な規制値と乳幼児が安全な規制値とでは異なると思うので、本当に安全なのか不安になります。
by Minky (2011-05-01 21:31) 

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