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■乳がんの発見、米国より遅め 国立がん研究センター集計 [健康ダイジェスト]

 日本の乳がん患者は米国の患者より進行した段階で診断される場合が多いことが、全国のがん診療連携拠点病院からの集計でわかりました。2008年にがん登録された患者データを米国のデータと比べました。
 逆に、胃や大腸、肺がんが早く見付かる比率は日本のほうが高いことがわかりました。15日、国立がん研究センターが発表しました。
 がん診療連携拠点病院で診断された患者のがんの種類や進行度、治療方法などを記録する「がん登録」は07年分から開始、国立がん研究センターが集計しています。08年は約360病院の約43万人のデータが登録され、その年に診断された患者の6割程度を占めると推計されています。
 今回の集計で、乳がんでは、早期の0期で見付かった患者が日本は1割にとどまったのに対して、米国では2割いました。一方、胃がんでは、日本は比較的早期の1期までに見付かる人が6割以上いたのに対して、米国では2割にとどまりました。
 また、国立がん研究センターは同日、「がん登録」の集計データを今年初めて病院ごとに公表すると発表しました。病院名とデータは26日に同センターのウェブサイトに掲載する予定。国や地域レベルで、がんに関する政策立案の基礎データとして利用されるほか、病院側が規模の似た別の病院と比較をしたり、患者が自分のかかっている病院の特徴を知るのにも役立ちそうです。

 2011年7月15日(金)




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