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■子供のMRI検査、2割の病院で麻酔中に呼吸停止 [健康ダイジェスト]

 子供にMRI(磁気共鳴断層撮影)検査をする時にかける麻酔で、呼吸が停止するトラブルを2割近くの医療機関が経験していることが、日本小児科学会医療安全委員会の調査で判明しました。
 麻酔時の安全対策が不十分な実態も明らかになり、早急な対策が求められます。12日に東京都内で開かれた同学会学術集会で、発表されました。
 MRI検査は、狭い装置内に横たわった状態で、通常30分以上かけて行われます。検査中は体を動かしてはならず、機械音も大きいため、子供の場合、危険の少ない飲み薬や座薬の麻酔で眠らせることが多いといいます。麻酔は主に小児科医が行いますが、危険性はこれまでも指摘されてきました。
 同委員会は、昨年8~10月、小児科専門医研修施設520病院を対象にアンケートし、416病院から回答がありました(回収率80パーセント)。
 それによると、これまでMRI検査での麻酔中に、何らかの合併症を経験したことがあるのは147病院(35パーセント)。そのうち呼吸停止は73病院で、全体の18パーセント。血中の酸素不足で呼吸が浅くなったり顔色が悪くなったりする呼吸トラブルは75病院、脈が異常に遅くなる徐脈は21病院が経験し、心停止も3病院でありました。
 同学会は、検査を安全に行うための指針作りに乗り出します。

 2011年8月13日(土)




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jack

前向きの意味で検査をすることが多いでしょうが、検査のデメリットがあるのですね。
by jack (2011-08-14 08:35) 

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