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■原発の汚染水、3月26日から流出 東電の推定より早く [健康ダイジェスト]

 東京電力福島第一原発事故で発生した放射性セシウム137などの放射性物質を含む汚染水は、3月26日に海への流出が始まり、4月中旬ごろまで原発近くの沿岸に高濃度でとどまった後、海の渦に流されて拡散したとの解析結果を、電力中央研究所(東京都千代田区)の津旨大輔上席研究員らが25日までにまとめました。
 東電は「流出は4月1日から」としていますが、もっと早い段階から汚染水が漏れていた可能性が出てきました。また、津旨研究員らは海への流出量を3500テラベクレル(テラは1兆)と推計、東電発表の3倍以上となりました。
 東電による海水の測定データも含めて調べると、少なくとも5月末まで漏れ続けたと判断しました。ほかに、大気中へ放出された後に海に落ちた量が1万テラベクレル程度あるとみており、総量は1万3500テラベクレル。過去の核実験で北太平洋に残留している量の十数パーセントに当たるといいます。
 また、電力中央研究所と気象研究所(茨城県つくば市)の研究チームがまとめたところでは、福島第一原発事故で海に流出した放射性セシウム137は、黒潮に乗って東へ拡散した後、北太平洋を時計回りに循環し、20~30年かけて日本沿岸に戻ると予測されます。

 2011年9月25日(日)




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