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■夫婦の子供、初めて2人割る 出生動向基本調査 [健康ダイジェスト]

 夫婦が生涯にもうける子供の平均数(完結出生児数)は1・96人で、初めて2人を下回ったことが21日、国立社会保障・人口問題研究所が昨年実施した出生動向基本調査で判明しました。
 子供がいないか1人だけの夫婦も初めて2割を超えました。理想とする子供の数は2・42人で過去最低を更新し、少子化が着実に進んでいる実態が改めて浮き彫りになりました。
 調査は原則5年ごとに実施し14回目。昨年6月に妻の年齢が50歳未満の夫婦9050組に調査票を配り、有効回答のうち初婚同士の6705組を集計しました。
 1990年代前半に結婚し、子供をほぼ産み終える結婚期間が15~19年の夫婦の子供は平均1・96人で、2005年の前回調査の2・09人から0・13人減少。初回調査の40年は4・27人で、72年~02年までは2・2人前後で推移していました。
 同研究所は、「調査対象は晩婚化が鮮明になった90年代前半に結婚した人達で、出産適齢期が短いため出生数が少なかった」と分析しています。
 未婚を含めた女性1人が生涯に産むとされる子供の人数(合計特殊出生率)は昨年1・39人と2年ぶりに回復しましたが、一時的なものとみられ、将来的な少子化の流れに歯止めはかかっていません。
 実際に予定する子供の人数も2・07人で、過去最低。理想とする子供の数2・42人との差は0・35人で、理想数の減少が大きかったため、差は前回調査の0・37人より微減しました。予定数が理想数を下回る理由(複数回答)は、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」が60・4パーセントと前回に続き最多。特に30歳代未満では8割を超えましたが、30歳代では「これ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられない」が2割を占めました。
 初婚年齢は男29・8歳(前回調査29・1歳)、女性28・5歳(同27・4歳)で、一層晩婚化が進みました。

 2011年10月21日(金)




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