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■非メタボでも、リスクあれば保健指導 厚労省、2013年度から [健康ダイジェスト]

 中高年向けの国のメタボ健診(特定健診)の在り方を見直す有識者による厚生労働省の検討会は、腹囲などの体形が通常範囲の「非メタボ」の人でも、高血圧や高血糖など生活習慣病につながるリスクがあれば保健指導を強化する方針を決めました。2013年度にも始めます。
 メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)は、腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上か、体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上の内臓脂肪型肥満。
 生活習慣病を防ぐために、40〜74歳を対象にして2008年から始まったメタボ健診では、高血圧などのリスクが重なる場合、医師や保健師などが面談や電話などを通じて食事や運動といった生活習慣の改善を促す「特定保健指導」を行います。
 しかし、「非メタボ」の受診者で、高血圧や高血糖、高コレステロールの場合、市町村などで指導の有無は異なります。厚労省の検討会は、「リスクを放置してはならない」と指摘。血糖値などで一定の基準を策定した上で、保健指導のほか、医療機関で確実に受診させるなどきめ細かい対応を求めています。
 腹囲が必須の現行の基準は科学的根拠が薄いと批判が多く、検討会では「肥満と血圧、血糖、コレステロールを同列に扱い、肥満の有無で指導内容を変える方法もある」との提案も出されました。現行制度の中で、どこまで非肥満者対策を充実できるかが新たな課題になりそうです。

 2012年4月8日(日)




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