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■中国鳥インフル、2市8省に広がる 湖南省でも64歳女性が感染 [健康ダイジェスト]

 中国で人への感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザは27日、内陸部の湖南省でも初めて感染者が2人確認され、中国国内で感染が確認された地域は2つの市と8つの省に広がっています。
 湖南省の衛生当局によりますと、新たに感染が確認されたのは、湖南省邵陽市の64歳の女性と、隣接する江西省宜春市の54歳の男性で、いずれも湖南省の病院で肺炎などの症状で治療を受けていましたが、H7N9型の鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。
 64歳の女性は、今月14日の発症の4日前に家禽類に触れていたといいます。54歳の男性は、豚肉販売に従事し、15日に発症し、22日に宜春市の病院から湖南省の病院に転院していました。
 これで中国全土での感染者は合わせて121人で、このうち死者は23人です。
 中国では今週に入り、東部の山東省や沿海部の福建省など、感染が新たに確認された地域が増え、上海と北京の2つの市と江蘇、浙江、安徽、河南、江西、山東、福建、湖南の8つの省に広がっています。
 中国では29日から連休が始まり、旅行などで移動する人が増えるとみられることから、各地の衛生当局は、手洗いやうがいなどの予防対策を徹底するよう呼び掛けています。
 一方、H7N9型の鳥インフルエンザの感染が拡大していることを受け、上海の日本総領事館は26日、在留邦人を対象とした講演・相談会を開きました。日本人の長期滞在者が約5万6000人いる上海では、鳥インフルエンザへの関心が高まっており、約240人が参加しました。
 講師として招かれた東北大学大学院の賀来満夫教授は、感染源が判明していないことや早期の発見、治療の重要性を説明し、「過度に恐れることなく冷静に警戒を」と呼び掛けました。感染予防には手洗いやうがい、サイズの合ったマスクの着用が有効だと語りました。
 日系企業の上海事務所代表、井上尚巳さん(50歳)は、「会社の危機管理のために参加した。講演を聞いてむやみに恐れなくてもいいんだと安心した。どの段階で食料の備蓄などが必要になるのか、これからも状況を注意深く見ていきたい」と話しました。
 会場ではマスクや消毒液の展示・説明があり、熱心に質問する参加者の姿が見られました。

 2013年4月27日(土)




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