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■マダニ感染症で死者10人目 愛媛県の90歳代女性 [健康ダイジェスト]

 愛媛県は10日、県内の八幡浜保健所の管内で、3人がマダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)を発症し、90歳代の女性1人が死亡したと発表しました。県によると、死者は国内で10人目、県内では2人目になりました。
 ほかの50歳代と70歳代の2人は一時入院しましたが、すでに退院しています。
 県によると、3人はいずれも5月下旬に病院を受診しました。ダニにかまれた痕があり、発熱や嘔吐、血小板と白血球の減少などの症状がありました。
 亡くなった女性は5月24日、発熱や嘔吐を訴えて病院を受診した後、県内の医療機関に入院し、今月上旬に死亡しました。女性には、太ももなどにマダニにかまれた痕があったといいます。
 マダニは春から秋が活動期で、県は草むらに入る時は肌を出さないようにするなどの対策を呼び掛けています。
 一方、今年に入り、マダニが媒介するSFTSによる死亡例の報告が相次ぎ、石川県内の動物病院では、ペットのマダニ対策の相談に訪れる飼い主が増えています。屋外で犬や猫に付着して家庭に運ばれる可能性があり、専門家はブラッシングやマダニが付着していないか点検するなど、家庭でできる予防法を実践するよう注意を呼び掛けています。
 みやの動物病院(金沢市)では今年に入り、ペットのマダニ予防を相談する来院者が例年と比べて2~3割増えたといいます。予防には犬や猫の首筋に垂らすだけでマダニやノミを駆除し、効果が約1カ月間続く付け薬が主流で、飲み薬もあります。
 同病院によると、湿度が高くなる梅雨時期はマダニが活動的になります。草むらなどで散歩中の飼い犬に付着することがあるといいます。自宅でできる予防法として、「小まめにブラッシングする」「顔やわきの下、胸などにマダニが付いていないか点検する」などを説明しています。
 ののいち動物病院(野々市市)では、マダニの予防や相談で来院した飼い主の多くが、これまでマダニ対策をとっていなかったとし、付け薬による予防を勧めています。
 手取フィッシュランドの総合ペットショップ「P-ぽ」(金沢市)では、ペットの首筋に塗る駆除薬やノミ取り用のシャンプーをそろえています。担当者は梅雨入りを控えて今後 、需要が伸びると予測しています。
 みやの動物病院の宮野浩一郎院長は、飼い主がマダニにかまれた場合は、無理に引き抜こうとするとマダニの体の一部が皮膚内に残ることもあるとし、「かまれた場合は速やかに医療機関を訪ねてほしい」と話しています。

 2013年6月10日(月)




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MDISATOH

マダニに依るSFTSが問題になっていますが、昔、爺が
前の妻の友達と子供と瑞牆山の麓で、たらの芽などの山菜採り
に行った際、藪漕ぎをした後、肌を露出しては駄目なのに、その
子供は、マダニに喰いつかれて仕舞いました。
始めの内、喰いつかれた事に気がつきませんでした。
然し、マダニが血を吸って次第に大きく成り
直ぐに医師の処置で食いついた。
by MDISATOH (2013-06-11 13:25) 

MDISATOH

追記します。マダニを慎重に取り去り、消毒し、
事なきをえました。
by MDISATOH (2013-06-11 13:33) 

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