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■風疹、長期的な予防指針を作成へ 昨秋の流行以降1万6000人余が感染 [健康ダイジェスト]

 妊娠中の女性が感染すると新生児に障害が出る可能性がある風疹の流行を受けて、厚生労働省は、免疫を持たない世代への予防接種をどう進めていくかなど、流行防止に向けた長期的な取り組みの指針を来年3月をめどにまとめることになりました。
 昨年から今年の夏にかけて流行した風疹では、全国で1万6000人余りが感染し、女性が妊娠中に感染し目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」(CRS)と診断された新生児は19人に上っています。
 このため厚労省は、今後流行を繰り返さないため長期的な取り組みの指針を作ることになり30日、専門家による会議の初会合を開きました。
 この中で今回の流行が、ワクチン接種をしていなかったり、回数が少なかったりした20歳代から40歳代の男性や20歳代の女性を中心に、職場などを通じて広がったことが報告されました。
 これに対して委員からは、こうした世代にできるだけ早くワクチンを接種してもらうため、企業などに協力を求めたり、ワクチンの必要性を理解してもらう活動を行ったりすべきだといった意見が出されました。
 厚労省は、引き続きワクチンの接種をどう進めるかや、流行の防止策、必要な医療体制の在り方などについて話し合い、来年3月をめどに指針をまとめることにしています。
 同様の指針はこれまで結核、はしか、インフルエンザ、エイズ、性感染症の5疾病に対し、感染症法と予防接種法に基づいて定められています。

 2013年9月30日(月)




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