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■脳神経の異常な働きが過食の誘因 米大学の研究チーム [健康ダイジェスト]

 脳の中には食べたいという衝動をコントロールしている神経の中枢があり、この神経の異常な働きが過食につながっていることを、アメリカなどの研究チームがネズミを使った実験で突き止めました。
 この神経の中枢は人間の脳にもあるということで、過食症などの治療に応用できるのではないかと注目されています。
 アメリカのノースカロライナ大学などの研究チームは、脳の視床下部と呼ばれる部分の上にあり、食事の際に活発に働く「BNST」という神経の中枢に注目し、レーザー光線で脳を刺激する特殊な装置をネズミの頭に取り付け実験を行いました。
 その結果、この神経の中枢を刺激して働かせると、ネズミは満腹でも餌をひたすら食べ続けましたが、働きを抑えるとネズミは空腹になっても餌を食べなかったということです。
 研究チームによりますと、食べたいという衝動をコントロールしている神経細胞が特定されたのは初めてです。
 この神経の中枢は人間の脳にもあるということで、研究チームでは過食症などの摂食障害の治療にも応用できるのではないかとしています。
 研究チームのギャレット・スチューバー准教授は、「この神経の中枢をターゲットにすれば、将来的には過食症の薬の開発も可能になると思う。人でも研究を進めて、薬の候補となる物質を見付け出したい」と話しています。

 2013年9月29日(日)




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